【監修】北千住巻き爪矯正院フルフィル院長田村一斗 プロフィール
/Pediglass Technology(ペディグラステクノロジー)
CLIP-ON!(クリップオン)
という巻き爪施術の認定資格 を保有、延べ3万人の爪や足の悩みを解決に導いてまいりました。
今回は、「これって何?」と多くの方が悩む”魚の目のでき始め”について、見分け方から対処法まで詳しくお伝えします。
魚の目のでき始めサイン
初期症状を見逃さないために
魚の目は、痛みが出てから気づく方が多いのですが、実はその前から小さなサインが出ています。
でき始めの3つの特徴
1.かすかな違和感
・靴を履いた時になんとなく違和感がある
・歩き始めに軽い痛み
・夕方になると不快感がある(夕方に足がむくみ靴の圧迫を受けることにより魚の目部分の痛みや違和感が出る)
2. 皮膚の変化
・触った時に周辺に比べて硬さを感じる
・わずかに白っぽい
・皮膚の一部分だけツヤがない
3.圧迫した際の感覚
・押すと少し痛い
・靴を履いた時や歩いた時に痛みもしくは不快感がある
でき始めの魚の目とタコの見分け方
初期段階での違い
魚の目とタコはすごく似ていますが、でき始めの段階で以下の違いがあります
魚の目の特徴
- 中心部が硬い
- 押すと痛みがある
- 深いところに向かって硬くなっている
- 形が丸い
タコの特徴
- 表面が広く硬い
- あまり痛くない
- 形が不定形(丸いとは限らない)
今すぐできる応急処置
初期段階での対処法
魚の目のでき始めに気づいたら、すぐに実践できる対処法をご紹介します。
1. 圧迫からの解放
靴の履き替え
魚の目など足の皮膚の問題が起きるのは、靴に大きな原因があります。
サイズは合っているか、靴の形状が足に合っているか(当たっている所がないか)
確認しましょう。
クッション材の使用
靴の底が硬いようであれば、中敷を入れたり
靴専用のクッション材を使用し、当たる部分がないようにしてみてください。
特にヒールはつま先に体重がかかり圧迫されやすいため
魚の目ができやすくなります。
クッション材、中敷などでなるべく負担を減らしましょう。
歩き方の工夫
足への負担を減らすため、以下のポイントを意識して歩きましょう
- かかとからつま先へ、なめらかな重心移動を心がける
- 足指は適度に開いて、力を入れすぎない
- 大股は避け、適度な歩幅で歩く
- 長時間歩く時は、時々休憩を入れる
2. 自宅でのケア
自宅でのケア
お風呂での優しいケア お風呂で足が温まったら、軽石など角質ケア用品を使って優しくケア。
ゴシゴシこすりすぎは禁物です。
ケアの前には
10分程度の足浴をし、皮膚を柔らかくするのがケアの効果を上げるコツです。38-40度のぬるめのお湯だとさらに効果が上がります。
保湿ケア
お風呂上がりの柔らかい状態で保湿クリームを塗りましょう。
特にかかとや足の裏は念入りに。尿素配合のフットクリームがおすすめです。
寝る前のケアが効果を高めます。
清潔保持
足の指の間まで丁寧に洗い、
しっかり乾かすことが大切。
汗をかいたら早めに靴下を交換し、通気性の良い素材を選びましょう。
清潔な状態を保つことで、皮膚トラブルを防げます。
※強い痛みがある場合や、糖尿病などの持病がある方は、
セルフケアの前に医療機関への相談をおすすめします。
3. 予防的ケア
靴の見直し
つま先に詰まりがなく、かかとがしっかり固定される靴を選びましょう。通気性の良い素材で、活動内容に合った靴を使い分けることが大切です。
サイズ選びは足がむくんで大きくなっていることの多い午後に行うのがおすすめです。
足指の運動
足指を動かして血行を促進させましょう。
タオルをつかんだり、指を開いたり閉じたりする簡単な運動が効果的。1日3回、各5分程度を目安に続けることで、足の筋力アップにもつながります。
定期的な観察
お風呂上がりや靴を脱いだ時に、足の状態をチェック。
皮膚の変化は痛みが出るまで気がつない人も少なくありませんが、
早く気がつき対処をすることで、重症化が防げるとともに
改善までの速度もあがります。
チェックの際は、靴を履いていて普段から圧迫を感じる部分は要注意です。
変化に気づいたら早めの対処を。
気になる部分は写真に撮って経過観察するのもおすすめです。
※これらの予防ケアを毎日の習慣にすることで、魚の目の予防だけでなく、快適な足環境を保つことができます。
見逃しやすい部位と症状
要注意の場所
魚の目は以下の場所にできやすく、特に注意が必要です
1. 足の裏
- 親指の付け根
- 小指の付け根
- かかとの端
2. 足の指
- 指の関節部分
- 指と指の間
- 爪の周り
早期発見のためのセルフチェック法
毎日のチェックポイント
1. 視覚チェック
皮膚の状態が周囲と異なる部分はないかチェックしましょう
・白っぽくなっている場所はないか
・ツヤのない部分はないか
2. 触覚チェック
・周囲より皮膚が固くなっている場所がないか
・痛みや違和感がないか
早急に専門的なケアが必要なケース
以下の場合は要注意です!
- 痛みが増してきた
- 歩行に支障が出てきた
- 糖尿病などの持病がある(糖尿病など持病をお持ちの方はフットケア専門店ではなく病院でのご相談をお勧めしております)
魚の目についてよくある質問
Q1: でき始めの魚の目は自然に治りますか?
A1: 魚の目ができてしまうと、自然に改善することはほとんどありません。
皮膚の負担になっている原因を改善しない限り、悪化し痛みが強くなってしまいます。
Q2: 市販の魚の目パッドは効果がありますか?
A2: 初期段階では、効果がある場合もあります。ただし、正しい位置に貼ることが重要です。
Q3: どのくらいの期間で改善しますか?
A3: 初期段階で適切なケアを行えば、
痛みのある場合でも1度の施術で痛みが取れることがほとんどです。
皮膚の奥の芯までを取り除き
再発を防ぐために当院では数週間おきに3回程度施術をお勧めしております。
※状態によって変わります。
Q4: 施術に痛みはありますか?
A4: 魚の目の除去は、専門の器具を使用し角質と皮膚の内側にある魚の目の芯を削り取り
ます。角質や芯は削っても痛みを感じませんのでご安心ください。
Q5:保険はききますか?
A5:フットケアサロンでの魚の目除去ケアは保険適応ではございません。
当院の場合は、5,500円です。(両足)
Q5: 施術にかかる時間はどのくらいですか?
A5:当院の場合は30分程度です。
おわりに
魚の目は、でき始めに気づいて適切なケアを行うことで、重症化を防ぐことができます。
日々の観察とケアを心がけ、気になる症状があれば、お気軽に当店にご相談ください。
当店では、お客様の足の状態を丁寧に診断し、最適なケアプランをご提案いたします。
また、予防のためのアドバイスも含め、あなたの足の健康をトータルでサポートいたします。